2008年05月26日
試料形状の整形
これは明日のテストに出そうですね。
勉強しておかなければ…。
透過型の光学顕微鏡は、光が試料を通過する時の吸収スペクトルや透過率、屈折率の差を検出して観察するものである。従って、光が透過しないものを観察することはできない。厚みのあるもの、不透明なものは何らかの処理が必要になる。
最も簡単なのは、試料を押し潰すこと(挫滅法)である。細かい粒子や繊維を構成単位とするものであれば、そっと押し潰して単位を平面に並べる事で、観察が可能になる。タマネギの根端分裂組織の観察ではこの方法が用いられる。押し潰す場合、試料を軟化させる手段を併用すると効果的である。前述のタマネギの例では、細胞間のセルロースを加水分解して結合を弛める為に希塩酸が用いられる。
押し潰しが使えない試料の場合は、薄く切って切片(せっぺん)を作成する。カミソリ等を用いて手で切る場合を特に徒手切片という。これは試料にある程度の大きさと堅さがあり、さほど薄い切片が必要ない場合に行われる。試料が小さくて支持が難しい場合には、柔らかい素材に挟み込んでそれ諸共に切る。この支持材のことをピスと呼び、ニワトコの髄がよく使われる。
より薄く精密な切片が要求される場合には、試料を固定して樹脂に包埋した上で、ミクロトームという切片作成用の機器を用いる。これは試料送りと薄切とを連動して行う装置で、手回し式や全自動式のものがある。光学顕微鏡観察用には手回し式が普通である。ミクロトームを用いると、厚さが均一な連続切片の作成が容易となり、大きな試料の立体的な構造把握に威力を発揮する。
岩石の薄切片を作成する場合は、精密切断機でおおまかにスライスした後、研磨して仕上げる。研磨には専用の研磨機の他、試料の硬度に応じて鉄板やガラス板、メノウ板などを用いる。
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